ポンコツおっさんの手記

音楽、映画、社会、日常なんかを自分のペースで書いていけたらと思います。飽き性な性格なので継続できる様に頑張ります。

ブルーノート無名の歌姫の名盤『Who Is This Bitch Anyway』マリーナ・ショウ

f:id:BUTABANASAN:20181012021346j:plain

 

私が21歳の頃、地方都市で家具職人とし仕事をしていた時の話

見知らぬ土地での一人暮らしで、頼る人もおらず

仕事が終わり疲れて帰ってからは、

買い物がてら大好きな音楽を聞きながら夜のドライブに出かけるのが

ささやかな楽しみであり、やすらぎの時間だった。

 

いつものように車を運転しているそんなある日、何の気なしにつけたラジオからたまたま流れてきたのがこの曲『Feel Like makin’ Love』

 

www.youtube.com

とろけるようなギターサウンドとグルーブを体現するようなリズム

誰ともわからない歌声のそれは艶やかで力強く、そして包み込まれるような優

しさを持っていた黒人女性の声だった。

月並通りの表現になってしまうが、まさに大人の音楽であり極上の音楽そのものだった。

曲が終わると、ラジオDJが曲の紹介をしてくれたので急いでメモし、数日後には

『Who Is This Bitch Anyway』のCDを購入していた。

 あれから、8年の月日がたったが今でも、ちょくちょく聴いては作品の世界に浸りながら、当時の事を思い出したりする。

 

 

 

このアルバムはジャズの名門レーベル:ブルーノートから75年に発表されている

しかし、強いて音楽性をカテゴリーするのであればソウルに近いのかもしれない

これはジャズの名門:ブルーノートの中ではけっこう異色の作品だったりするのではないかと思う。

なのでコテコテのジャズ愛好家、そしてソウルミュージックファン

どちらの側からのアプローチでもヒットしにくいケースの名盤なのだ。

 

今でこそ、インターネットの急速な普及により、色んな情報が手に入るので幅広く音楽聞いてる人なんかはけっこう知っていたりするのだけれども、数十年前の人たちはどうやったらこの作品にたどり着くのだろうか不思議に思うと同時に、その探究心にマジで尊敬する。(ちなみに以前働いていた職場の音楽大好きな上司も知らなかったが、私が教えてらけっこうハマって聴いてくれていた。)

 

肝心のアルバム内容の方はというと、冒頭は男女のバーでの会話から始まる

男が女性を口説こうとするのだがこれが6分以上続く

この作品を印象付けるポイントでもあるのだが

訳も分からずこのアルバム買った人は「あれ、間違えた⁉︎これ音声ドラマ作品⁉︎」

となるかもしれない、まぁこのアルバムを訳も分からず買う人はそうそういないと思うが…

 

なにはともあれ会話が終わると曲が始まるのだが

まぁ〜、どれも捨て曲が無いくらい素晴らしい出来だ!

名盤なんだから、当然よね。

 

バックミュージシャンもそうそうたるメンバーでチャック・レイニー、デヴィッド・Tウォーカー、ラリー・ナッシュ、ハーヴィー・メイソンという一流ミュージシャンが勢ぞろい!

…といっても私はぶっちゃけ全然知りませんでしたけど。(にわかかな?)

チャック・レイニー、デヴィッド・Tウォーカーはかろうじて名前だけは聴いたことがあるレベルです。

 

 

ちなみにマリーナ・ショウは他のレーベルでもいくつか作品を発表しているが

『Who Is This Bitch Anyway』以外は内容的に微妙なのであまりオススメしない。

しかし、彼女の魅力はこの作品だけでも十分満足できると思うし

 本当にオススメしたい作品です。

 

無人島にCD10枚持って行くとしたら確実にその中の1枚に入るレベル

 

大人の音楽を求めている人もそう出ない人にも自信を持ってオススメ出来る

無名の名盤だ。

 

フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ?

フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ?